じゃこぴーのぶらり

ぼちぼちいこか。

ずっと「バカ」でもいいやん!

 最近は、いろんな小説を読むことにハマっている。ちょっと大人になったからかな。推理小説とかじゃなくて、ちょっと心に、特に幼き頃を思い出させてくれる小説に共感を抱くように。

 

 今回は、森 絵都さん作の「風に舞い上がるビニールシート」を読んで、グッときた一文を紹介。小説は6作の短編で構成されている。その中で、私は「ジェネレーションX」の一場面が好きだ。

 

 「でも俺たち、いつまでもそういうバカで痛いなって、十年前に話してたんっすよ。そりゃ十年も経てば誰だって仕事しているだろうし、結婚もしているかもしれないし、もしかしたら子供だっているかもしれない。今よりも大事なもんが増えて、責任も、足かせも、いろんなもんが増えてるだろうけど、でも十年の鬱でたった一日くらい、野球のためになにもかも投げ出すようなバカさ加減だけはキープしたいよな」

 

 凄く、グッときた。年を重ねていく上で、自分も普通の大人になってしまうのかと最近恐れている....。普通の家庭を持って、普通に仕事して、そうならなきゃと思っていたが、バカでもいいのでは??ってか、ずっとバカでいたい。(小説の内容から飛躍しすぎている笑)